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2021/09/09 23:28



世界の緑茶は、殺青方法及び乾燥工程の違いから炒青緑茶、烘青緑茶、晒青緑茶、蒸青緑茶に分類されます。

日本の緑茶は、大きく分けて蒸青緑茶と炒青緑茶の2種になります。碾茶は蒸青ですが、乾燥が熱風乾燥です。

そして、揉捻していない茶葉の茎と葉脈を丁寧に処理してから石臼で挽くと抹茶になります。最近では機械で挽いた抹茶が多く出回るようになりましたが、機械の回転スピードによって生ずる熱によって繊細な香が飛んでしまうことがあります。

碾茶の扱い方一つで最終的な味わいにすべて響くので、とても繊細な茶といえます。

抹茶は、歴史的に使う人(茶人)の好みによって多様な味わいが生み出されてきました。多品種をブレンドする合組という日本独特の製茶技術が、茶人の味を実現したのです。

茶師たちによって継承されたこの伝統は、今でも生きています。

お詰め(茶舗)のノウハウは茶舗ごとのもので、受け継がれた技がお詰めの品格となるのです。

紐解けば、茶筅で点てていただく喫茶法の原点は、古く中国宋代にさかのぼることができます。茶葉の持つ香と深い味わいを丸ごといただく抹茶の喫茶方は、薬として茶をいただいていた時代を思い起こさせます。

写真は、お薄点てにした濃茶です。

晶瑩 SHOUEI TEA|農薬を使わない茶専業
〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町
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