2022/01/17 09:04
贈答品で玉露をいただくことはありませんか?
贅沢な味わいを簡単に手に入れる方法があります。もちろんセオリー通りに淹れた玉露は格別です。
しかし、お茶はレベルが高いほど淹手にやさしいものです。肩の力を抜いて汲出しをご用意ください。
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茶葉は茶さじこんもり1杯ほど、汲出しに先に湯を注ぎ湯が程よく冷めたころを見計らって茶葉を投入します。この時小皿などで蓋をすると香よく蒸上がります。また玉露に適した茶器は宝瓶や蓋碗、茶銚です。どの茶器を使う場合も茶器を先に温めてからつかいます。湯を冷ますときは1煎目は60度以下の湯で淹れたいので茶器>茶杯>茶器の順で60度ほどにさがっていると思います。必ずキチンとわかした湯を使いましょう。保温ポットの湯をそのまま使うよりもぐっと美味しくはいります。
しんなりと開いた茶葉を確認できたら、汲出しからそのままトロっと舌の上に落ちてくる玉露の雫を舐めてみてください。
こんもり膨らんだ茶殻は、そっと取り出してポン酢でいただくのが好きです。2煎以上楽しみたい場合は、そのまま湯を足してどうぞ。その場合の湯の温度は80度ほどでも構いません。お好みで。
※汲出し:口の広い背丈の低い湯呑茶碗。口元がやや朝顔型に開いたものが多い。形状やデザインは様々。玉露の啜り茶をする時は口が朝顔の汲出しがおすすめです。また啜り茶用の蓋の付いた茶碗も存在しますが日常的には代用で十分です。